オペラの公演当日を迎えるまでに、数ヶ月かけて稽古をします。
まず「音楽稽古」で曲が頭に入ってきたあとに「立ち稽古」で演技をつけます。
音楽稽古は全出演者が集まってのアンサンブルです。
なのでまず一番は自主練、譜読みです。
というわけで、9月公演『ドン・ジョヴァンニ』の譜読みを始めました。
この楽譜、分厚い表紙、およそ500ページ、重いです。
開くとピアノ伴奏とイタリア語のセリフ、旋律が載っています。
例えば場面に7人いるとこんな感じ⇓
自主練での譜読みとは具体的に言うと
- セリフやストーリーを理解するためにイタリア語の辞書で意味を調べます
- 自分の役だけではなく、周りの人のセリフも把握します
- セリフをスムーズにできるまで発音してみます
- 場面を思い浮かべながらセリフを喋ります
- 休符部分の息や間の取り方を考え、発声します
- 音を付けていきます
- 暗譜できるまで繰り返します
無機質な言葉だけではなく、役のキャラクターが音楽表現につながったりするので、分析しつつ楽譜を読んでいきます。
読めば読むほど深い表現につながると言えるかもしれません。
ただ結構な忍耐力を必要とします😭
これを乗り越えて、皆で作品を作り上げていきます。
Sachiyo
■ 詳細→ http://sachiyo.info/events/event/don-giovanni
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